「遅咲きの桜と、父の不器用な優しさ」
最近また風邪を引いてしまいました。
花粉症?風邪?それとも更年期?…なんて、笑いながらごまかしてみたりするけれど、体調と一緒に心も少しだけ不安定になっていたのかもしれません。
そんなある日。
カウンセリングに向かう途中、ふと目に留まった遅咲きの桜。
不思議ですね。
桜の花を見ると、なぜか心が落ち着くような、癒されるような気持ちになります。
父が他界して、もう1ヶ月が過ぎました。
癌と診断されながらも、一切の治療を断り、
「病院じゃなくて、家で死にたい」と言い張った頑固な父。
私の頑固さは、間違いなく父譲りです(笑)
感情の起伏が激しくて、破天荒。
だけど、誰よりも正義感が強くて、人のために真っ直ぐで、不器用な人でした。
初日の出を見せたいと、朝早く私たち姉妹を連れ出したこと。
土手でセリを探して、「これは食べられるぞ」って嬉しそうに教えてくれたこと。
そんな小さな思い出のひとつひとつが、
今になって、心の奥からぽろぽろ溢れてきます。
父の死①
投稿日:2024/04/07
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