「眼科の前で、涙がこぼれた日」
父がいつも通っていた眼科の前を、カウンセリングへ向かう途中に通りました。
その瞬間、胸がぎゅっと締めつけられて、
気づけば、目には自然と涙が浮かんでいました。
亡くなった父の手を、私の手で握ったとき。
もう動かないはずなのに、私は父の手を握りながら、
「もっと甘えたかったな」「もっと話したかったな」って、
子どものようにわんわんと泣いてしまいました。
頭を撫でてもらいながら、心の中で何度も何度も「ありがとう」と繰り返しました。
私は今、父の**“不器用な優しさ”**を思い出すたびに、
胸がいっぱいになります。
あの人は、最後まで自分の生き方を貫いた。
そして、最期に「死に方」までも、私に教えてくれました。
父の死②
投稿日:2024/04/07
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