親子関係
埼玉県
T・N様 50代 女性
娘が一人います。
中学生になる頃から反抗的な態度が目立つようになり、いろいろな相談機関に足を運びましたが、なかなか状況が良くならず…。
そんな時、カウンセリングのホームページが目にとまり、「藁にもすがる思い」で相談をしてみました。
最初は、娘との関係をよくしたくてカウンセリングを受けましたが、実は私自身のことに気づく時間になったのが、何よりの大きな変化でした。
先生に「お子さんは反抗的な態度をとっているけれど、本当は“お母さんにわかってほしい”という気持ちの表れかもしれませんね」と言われた時、涙が止まりませんでした。
私は娘が大人になって恥ずかしい思いをしないようにと、小学生の頃から勉強を厳しくさせてきました。
娘が嫌がっても、「100点を取れば良い子」といった条件付きの愛情を与えていたのかもしれません。
でも、そんな私に先生は一度も否定的なことは言わず、
「お母さんの思いは、ちゃんとお子さんに届いていますよ」と声をかけてくださり、とても励まされました。
私自身が変わり、娘への関わり方を少しずつ変えていったことで、以前は話してくれなかった相談ごともしてくれるようになり、今では笑って会話ができるようになっています。
娘の反抗的な態度も落ち着いてきたと感じています。
以前、先生に「先生のお子さんたちはきっとしっかりされてるんでしょうね」と聞いたことがありました。
その時に「全然ですよ〜!私、適当な母です(笑)」と笑って答えられて、驚いたのと同時にちょっと安心したのを覚えています。
「親だってまだ成長中じゃないですか!」と先生が明るく笑ってくれた言葉に、私も思わず笑ってしまいました。
明るくてユーモアがあり、とても親しみやすい先生です。
これからも、お互いに“親として”がんばっていきましょうね(笑)
カウンセラーからクライエント様へ
親子関係の問題でお越しくださいましたね
あたたかいメッセージをありがとうございます。
娘さんとの関係に悩みながらも、こうして勇気を出してカウンセリングに来てくださったこと、本当に嬉しく思っています。
最初は「娘との関係をどうにかしたい」という想いだったのが、回を重ねるごとにご自身の気持ちや考えにも目を向けられるようになり、変化していく姿をそばで見守らせていただけたこと、とても感慨深く思っています。
「条件付きの愛情を与えてしまっていたかもしれない」と気づけたことも、親として本当に大きな一歩でしたよね。
それでも、私が強く感じていたのは、お母さんの“娘さんへの深い愛情”でした。
それがきっと、娘さんにもちゃんと伝わっていたからこそ、今こうして少しずつ関係がほどけてきているのだと思います。
娘さんと笑って会話ができるようになったという言葉を読んで、私まで嬉しくなりました。
きっと、心の距離がぐっと近づいたんですね。
それにしても…私の「全然適当ですよ〜!」って話、ちゃんと覚えていてくださっていたんですね(笑)
あのときのやりとり、私もすごく印象に残っています。
完璧な親なんてどこにもいないし、みんな試行錯誤しながら、子どもと一緒に成長していくものですよね。
これからも、無理せず、自分のペースで“お母さん”を続けていってください。
またいつでも、話しに来てくださいね。お待ちしています!